ちょこっと勉強のコツ:問題集をやる回数

勉強法

こんにちは。S塾長です。
学習を進めるうえで基本になるのは教科書ですが、学んだことがしっかり理解できているか確認をするために必要なものが教科書ワークに代表される問題集です。
今回は問題集の理想的な使い方について解説します。

複数の問題集を1回だけ解きまくる→NG

大阪の公立中学校では、教科書準拠のワークが学校から配られて、定期テストごとにテスト範囲の部分の問題を解いて丸付けして提出といったことが行われています。ですので、きちんと提出物をこなしている方は、少なくとも1回は教科書ワークの問題を解いていることになります。
また、塾に通っている方や通信講座をとっている方は、それと別の課題をやっている(やらされている)ことだと思います。
たくさんの問題集を使ってたくさん練習しているのに、なかなか思うような結果が出ない…ひょっとすると問題の取り組み方に問題があるのかもしれません。

問題集の良い取り組み方

問題集の取り組み方は以下の順であると信じています。

  1. 問題を解く
  2. 答え合わせをする
  3. ○とならなかった問題について、「なぜ間違ったか」「○が付くにはどうすればよいか」を確認する

上記の3ステップのうち、最も大事な部分はどこでしょう?

当然「3」の確認ステップです。
そもそもこの確認ステップを怠っている方はまずここからしっかりやりましょう。

「3」のステップをしっかりやっているつもりだけど、結果が思うように出ない方、その問題をやり直したときに必ず○になるか確認していますか?

すなわち、問題集の取り組み方は前述の3ステップで終了せず、

  1. 問題を解く(2回目)
  2. 答え合わせをする(2回目)
  3. 1回目と比べて○の数が増えているか確認する
  4. 2回目でも○が付かなかった問題のやり直しをする

といったステップが絶対に必要です。

1回目の演習=その時の実力を知る、ただそれだけ
2回目の演習=間違えた問題をやり直すことによって、力が付いたか確認する(○が増えていれば実力UP!)

繰り返し練習する問題集は1冊に決める

というわけで、問題集は少なくとも2回、できれば全て○になるまで、繰り返し練習するべきということがわかっていただけたかと思います。
では、これを何冊の問題集について行えばよいか?

答えは「1冊で十分」です。

少し但し書きをつけておくとすると、自分が習得するべき難易度の問題がすべて含まれる問題集を使う、というところでしょうか。

定期テスト対策であれば、冒頭で紹介したような、学校で配られる教科書ワーク1冊を隅から隅までやれば全く問題ないでしょう。わざわざ本屋さんに行って問題集を買ってくる必要はありません。

まとめ:問題集をやる回数

最後にまとめです。

  • 問題集は最低でも2回、実施する
  • 2回目以降は○のつかない問題がどんどん減っていくように、間違えた問題のやり直しをする。
  • 自分に合った問題集を選定して、それを繰り返し練習する

問題集の選定に不安があれば、学校の教科担当の先生に聞くと良いでしょう。
良い問題集を使って繰り返し練習、これが効率良い勉強法だと思います。
ぜひ、やってみてくださいね。

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