こんにちは。S塾長です。
本記事は、高校選びのポイントとして、「公立」と「私立」の違いについて書きます。
前提として大学受験を目指して高校生活を送る場合、と設定します。
就職や専門知識の習得を目指す場合は考え方が少し変わってくるかなと思いますので、この点だけ念頭に置いてお読みください。
大阪府は高校授業料無償化となるが…
一般的に、公立高校は授業料が抑えめで、私立高校は授業料が高め、と言われております。後述しますが、設備費や人件費などが全く違うために授業料に差が生まれます。
全国に先駆けて、大阪府は公立私立にかかわらず授業料部分が無償化されます。そのため、私立高校を選択する方が増えています。一方で注意しないといけないのは、授業料以外の費用は必要になり、私立高校だとそれなりの額が必要になるということです。学校ごとに大きく異なりますので、志望校の候補になったときに、カリキュラムや特色などとともに必要経費も調べておくのがよいでしょう。
公立のメリット
授業料が無償化されても、それ以外の必要経費が抑えられるのは、公立高校のメリットと言えます。また、授業時間数が多くの場合私立高校と比べて少なく、拘束時間が短いため、放課後の時間を自分の好みで使えます。普通科では文系理系の選択はほとんどの学校でありますが、分かれた後も主要5教科の学習は継続されます。
まとめると、以下のようになります。
- 必要経費が抑えられる
- 自由な時間が多く、自分でやることを決められる
- 文系理系に分かれても5教科の学習を継続できる
私立のメリット
無償化はされますが、授業料が高いぶん、設備がしっかりしています。進学を目指す高校・コースでは、授業時間数が多く、大学受験に向けた学習を授業を中心に行うことができます。長期休暇中には勉強合宿なども実施されたりしますので、希望するしないにかかわらず、周りと一緒に勉強に臨む時間は多くなります。また、私立大学向けのコースだと、文系理系に分かれたあとは、受験に必要な科目に絞っての授業となり、必要な科目を集中して勉強することで、受験の競争を勝ち抜きやすくしようとしています。
まとめると、以下のようになります。
- 設備がしっかりしている(整っている・きれい)
- 授業を中心に大学受験に向けた準備を学校が行ってくれる
まとめ
ざっくりとまとめると、
公立高校が向いている人:自分の意志で進路を切り開くために努力でき、自分の意志で行動を決めたい人
私立高校が向いている人:大学には行きたいが、自分の意志ではなかなか学習の積み上げが難しいためにほかの人に引っ張っていってほしい人
となります。公立高校では全くサポートを受けられない、というわけではありませんし、私立高校では全く自由がない、というわけでもありません。また、学校ごとに施策も異なります。あくまでそういう傾向がありますよ~ということです。
進路選択のお役にたてば幸いです。