同じ塾に通っていても、成績が上がりやすい人、上がりにくい人(上がらない人)、さまざまですよね。別の記事にも書いた通り、「成績が上がった・目標校に合格した人がいる塾」に通うと必ず成績が上がったり、特定の学校の入試に突破できたり、というわけではありません。
この記事では成績の変化と生徒の塾への向き合い方との関連性について、塾長目線で見た傾向を2点取り上げます。
塾になじむ
多くの場合に見逃されそうなポイントが、実はこれ。関係なさそうに思えますが、経験的に間違いないです。「この塾ならしっかり勉強ができる」「この塾ならしっかり勉強のサポートをしてくれる」と、塾に通う生徒が思ってくれると、塾側も成績が上がるサポートがしっかりとできるようになります。塾になじむためには、少なくとも週2回の通塾が必要と感じます。授業は週1回だけでも、自習でプラス1,2日といった使い方でもOKです。
塾の講師・スタッフのアドバイスを実践する
塾になじんでもらえると、これができるようになります。我々スタッフはその生徒が成績を上げるために最短ルートを提示します。ですので、素直に実践してもらえると必ず成績が上がります。塾になじむとこのことが自然にできるので、成績が上がります。
講師やスタッフのアドバイスは99%くらい正しいですが、まれにずれてしまうこともあります。アドバイス通りにやってみたけどうまくいかない場合は、その旨相談して修正しましょう。そういうやり取りを繰り返しているうちに、自分で勉強する最適な方法が見つかります。
注意点
上記の2点のポイントは、「生徒ごとの学力・性格をしっかりととらえてその時やるべきことを提案できる塾」にお通いの生徒に有効な内容です。塾によっては生徒をちゃんと見ていなかったり、授業外のサポートが薄い場合もあるかもしれません。そういう塾は上記のことを実践しても成績が上がらない(そもそも塾が関与して成績上げようとしていない)ので、他のいい塾を捜すことをお勧めします。
まとめ
「とりあえず塾に通えば成績があがる」
そんな塾はどこにもありません。塾を有効に、成績が上がるように活用する必要があります。
塾に通う生徒全員の成績が上がる、それは塾側の意識と生徒側(通う生徒+保護者)の意識とが、ともに「成績を上げる」部分につながっていく必要があります。
すなわち、塾側だけ頑張っても成績が上がるわけではないのです。
お通いの塾を、ぜひ有効活用してください。