大阪市公立小中学校の学校選択制ーメリットとデメリット

こんにちは。S塾長です。

大阪市の公立小中学校では「学校選択制」を活用して、各行政区内であれば進学する公立小学校・公立中学校を選択できる制度があります。

「選択」することにはメリットもありますが、デメリットもあります。

選択を希望される場合は、1面的に見るのではなく、多面的に見て判断いただくことが、進学後の学校生活を有意義に過ごすために重要になります。

本記事では、通う学校を選択する際に判断材料になるかもしれない点を紹介します。

学校全体の学力と進学実績

多くの保護者の方が気にする部分ではないかと思います。

中学校の場合、学校全体の学力が高いと、内申点の割り振りがほんのわずかに有利になります。

また、教員の方々の教え方が上手である・通っている学生の意識が全体的に高い、といったことも考えられます。

ただし、あくまで「全体的な」話なだけですので、学校全体の学力が高くても、テストの点数が伸び悩む生徒もいますし、学校全体の学力が低い中でもしっかりと成績を出す生徒もいます。

学校選択時に気になる部分ではありますが、過剰に反応しないようにしていただきたいです。

通学距離

学区外の学校を選ぶ場合、ほとんどの場合で通学距離が長くなります。特に体の発達が十分でない小学生・中学生に、毎日長い距離を通学させるのは、体にかなりの負担がかかります。

通学は「平日は毎日」ですし、1日当たり「往復」の移動が必要になりますので、慎重に検討する必要があります。

学校選択を検討する際は、「実際に、自宅から学校まで歩いてみる」ことを、親子で行ってみて、どのくらいの時間がかかり、どの程度の身体的負荷がかかるのか確認してみてください。

クラブ活動(中学校の場合)

地域クラブへの移行期間に当たるのかもしれませんが、現時点では、旧来の「学校ごとの部活」がまだ続いています。中学校に進学した際にクラブ活動を積極的に行いたい場合、進学先に希望のクラブが存在するかどうか、また活動の活発さはどうか、などは必要な検討材料になるはずです。

選択できる学校で、希望のクラブ活動を行っている学校があれば、選択することで中学校生活が有意義なものになるのではないかと思います。

仲の良いお友達の進学先

学校は集団活動になりますので、「仲の良いお友達」がいるかどうかで過ごしやすさが変わります。そろえることができるのであれば、仲の良いお友達と進学先をそろえることができると、学校生活が送りやすくなるのではないかと思います。

学校の校風

成績とは別に、「校風」、すなわち学校全体として向かう方向(学校としての考え方や生徒の育成方針)があります。

学校の目指す方向と、お子さんの成長する方向が同じであれば、学校生活を通じてしっかりと能力を伸ばすことができるでしょう。

まとめ

大阪市で実施されている「学校選択制」はメリットもデメリットもあります。

ある1面のみ考えて進学先を選ぶのではなく、ぜひ多面的に考えてみてください。

同時に、安易に「通学区内の学校」で選ぶのではなく、他の選択肢を取った場合にどうなるか?をご検討いただくこともお子さんのためになるのではないかと思います。

私の塾でも、特に小学6年生の保護者の方から進学先について相談を受けることがあります。生徒の学習状況や性格、保護者の方のご要望(選択する際の優先順位)などをお伺いしながらアドバイスすることがありますが、基本的には今回書いた内容を総合的に判断しながら、デメリットを含めて説明するように心がけています。

最終的にやることはほぼ変わらないのですが、できる限り生徒(お子さん)が過ごしやすい環境を提供できるよう、保護者の方には考えていただきたいです。

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