こんにちは。S塾長です。
学校の授業で習ったことを理解できているか、実際に問題を解いて確認するために欠かせないのが問題集です。
中学生であれば、学校から教科書に対応したワークが配られていることが多いと思います。また、学習塾に通っている人や通信教育を利用している人は、それぞれの教材にも取り組んでいることでしょう。
ところで、皆さんは問題集を何回解いていますか?
1回解いて丸付けをしたら終わり、という人もいるかもしれません。しかし、問題集は1回解くだけでは十分とはいえません。
今回は、問題集を使って効率よく学力を伸ばすための取り組み方を紹介します。
複数の問題集を1回ずつ解くだけではもったいない
成績を上げるために、たくさんの問題を解こうとすることは大切です。しかし、何冊もの問題集を1回ずつ解くだけでは、せっかくの勉強が十分に成果につながらないことがあります。
例えば、次のような勉強をしている人はいませんか?
- 学校のワークを1回解く
- 塾の問題集を1回解く
- 本屋で買った問題集を1回解く
これだけでも、かなりの量を勉強したように感じるでしょう。
しかし、1回解いたときに間違えた問題を、そのままにしていたらどうでしょうか。次に同じ問題が出てきても、また間違えてしまうかもしれません。
大切なのは、何冊の問題集を解いたかではありません。一度間違えた問題を、次に出てきたときには自分の力で解けるようになったかということです。
問題集は「解く・丸付け・間違いの確認」が大切
問題集に取り組むときは、次の3つの手順を意識しましょう。
① 問題を解く
まずは自分の力で問題を解きます。分からない問題があっても、すぐに答えを見るのではなく、教科書やノートを参考にしながら考えてみましょう。
② 答え合わせをする
解き終わったら、必ず丸付けをします。正解した問題と間違えた問題を区別し、どこまで理解できているかを確認しましょう。
③ 間違えた原因を確認する
ここが最も大切な部分です。
間違えた問題について、なぜ間違えたのかを考えてみてください。
- 公式や解き方を覚えていなかった
- 問題の意味を理解できていなかった
- 計算や書き写しを間違えた
- 英単語や用語を覚えていなかった
間違いの原因が分かったら、教科書やノート、解答の解説を使って正しい解き方を確認します。
ただし、解説を読んで「分かった」と思うだけでは不十分です。解説を閉じて、もう一度自分の力で解けるかを確かめてみましょう。
問題集は最低でも2回、できれば全問正解を目指す
1回目の問題演習が終わったら、そこで終わりにせず、もう一度同じ問題に取り組んでみましょう。
2回目に取り組むときは、1回目に間違えた問題を中心に確認します。
例えば、1回目に20問中12問正解できたとします。間違えた8問について解き方を確認し、もう一度解いてみましょう。
2回目に18問正解できたなら、最初よりも6問多く正解できたことになります。これは、間違えた問題をやり直した成果です。
反対に、2回目でも同じ問題を間違えてしまった場合は、まだ理解が不十分なのかもしれません。もう一度解説を確認し、必要であれば教科書に戻って復習しましょう。
このように、問題集は最低でも2回、できればすべての問題に自力で正解できるようになるまで繰り返すことをおすすめします。
もちろん、すべての問題を何度も解き直す必要はありません。すでに確実に解ける問題よりも、間違えた問題や自信のない問題に時間を使うことが大切です。
1冊の問題集を繰り返し練習しよう
では、何冊の問題集を繰り返し解けばよいのでしょうか?
私のおすすめは、まずは1冊に絞って取り組むことです。
問題集を何冊も用意すると、1冊あたりに取り組む時間が少なくなり、どれも中途半端になってしまうことがあります。
定期テスト対策であれば、学校で配られる教科書ワークをしっかり活用するだけでも、十分な練習ができる場合が多いでしょう。
ただし、問題集は何でもよいわけではありません。自分が学校で習った内容や、目標とするテストの難易度に合ったものを選ぶ必要があります。
どの問題集を使えばよいか分からない場合は、学校の教科担当の先生に相談してみるのもよいでしょう。
まとめ:問題集は繰り返し解いて、できる問題を増やそう
今回の内容をまとめます。
- 問題集を何冊も1回ずつ解くより、まずは1冊をしっかり取り組む
- 1回目は、今の自分の実力を確認する
- 間違えた問題は、原因と正しい解き方を確認する
- 2回目以降は、間違えた問題を中心に解き直す
- 最終的には、すべての問題を自分の力で解けることを目指す
問題集を解く目的は、ページを進めたり、丸付けを終わらせたりすることではありません。最初は解けなかった問題を、次には自分の力で解けるようにすることです。
勉強した量だけでなく、勉強した結果として「できるようになった問題」がどれだけ増えたかを意識してみてください。
まずは学校のワーク1冊から、繰り返し取り組んでみましょう。
